身体に汗をかけない(自律神経低下)

 

今回は「代謝不良」についてです。

 

 

 

代謝不良というとどんなイメージがあるでしょうか?

 

 

 

・汗をかきづらい。

 

・便秘が辛い。

 

・疲れが取れない

 

 

 

等の症状が出てしまいます。

 

 

 

これは自律神経の調子が悪くて体の機能が低下している証拠だとも言えるでしょう。

 

 

 

調整をして自律神経の流れを良くしていけば、ほとんどの場合にある程度の改善が認められます。

 

 

 

患者さんの声旗

 

 

 

・食後の胃の張りがなくなった。(1回目調整後)

 

・夜、途中で目覚めることが無くなり、寝起きが良くなってきた。(3回目調整後)

 

・頭痛が無くなった。(6回目調整後)

 

・便秘の辛さが軽減した。(15回位)

 

・お風呂上りなどで、汗がかけるようになってきた。(3か月付近)

 

 

 

 

【年齢】50代
【性別】女性 主婦

 

【症状】

 

・もう5年前くらいから、背中や顔に汗をかけない。

 

夏でも湯船に入っても汗をかかないとの事。

 

・その時に頭痛が出ることも。

 

・食後お腹の張りがなかなか治まらない。

 

・慢性便秘

 

・睡眠時間は7時間とっているけど、すっきりしない。

 

 

 

検査・所見

 

背骨の動きが非常に悪く、運動していない硬さがある。

 

7時間も睡眠をとっている状態ではない。

 

頭蓋骨の歪みが強く、自律神経の流れが悪いようだ。

 

胃も収縮しており、硬さがある。位置も上がっていて、収まっている場所が悪い。

 

・全体のむくみが強い。

 

・猫背も見て取れるが、そこまで湾曲は強くない。

 

 

 

施術

 

1回目

 

暑いときは身体の中にこもっている感じがして、気持ち悪いという。

 

なので、温泉やお風呂は好きではないらしい。

 

背骨の動きをつけて神経の通りを良くするために、上から7,8番を調整。

 

頭蓋骨と頸椎(首の骨)の1番も調整後、胃の硬さが改善した。

 

胃の位置も調整をすると、硬さは気にならないほどに。

 

むくみ防止の為、小腸も下がっていたので位置を調整しておいた。

 

足のほぐしもさせて頂いた。

 

 

 

自律神経の不調は、長い間の癖によるものなので非常に期間がかかるとお伝えしたが、ご本人は手ごたえを感じたらしくやる気満々でした。

 

 

 

その後週2回ペースで来院

 

 

 

2回目

 

食後の胃の張りはさほど気にならないとの事。

 

ただ、あまり良く噛んで無いとの事で、「良く噛んで胃の仕事(負担)を減らしてあげましょうと提案。」

 

その他のまだ変化は乏しい

 

 

 

4回目

 

夜中に起きることが無くなったという。

 

朝もすっきり。

 

睡眠で回復できてきている証拠だ。

 

また、自律神経が機能してきている良い兆候ですとお伝えした。

 

 

 

7回目

 

お風呂上りはの気持ち悪さが減ってきたと。

 

最近頭痛も無いねと。

 

むくみが流れやすくなって足がほっそりしてきた。

 

 

 

15回目

 

2か月ほどして体質が変わってきている。

 

足のラインもかなり変化しており、便秘も以前ほどは苦しくないという。

 

 

 

その後3か月ほどすると、お風呂上りにうっすらと汗をかいていることに気付いた。

 

それだけでもだいぶ気持ちが良いですとの事。

 

5か月過ぎには便秘も気にならなくなって満足し、約半年の来院を終えました。

 

 

 

その後は季節の変わり目になると来院されます。

 

 

 

総括

 

この方は時間とやる気が大変ありましたので、大変良い結果が得られました。

 

ただ、汗をかけない、便秘や内臓などの不調は自律神経の不調期間が長かったので、症状が進行していた例でもあります。

 

このように、時間とお金を掛けられる方なら良いのですが、そうでないと結果は違ったものになっていた可能性があります。

 

調整すれば徐々に結果は出てきますが、根気を持ってやらないといけないとも言えます。

 

 

 

そうなるまえに、なるべく早期に受診することが肝心です。