「膝の捻挫」の改善例です。
【年齢】70代
【性別】女性
【症状】
以前から左膝に違和感を感じていたが、4か月前のゲートボールの最中に激痛が走る。
歩く時も引きずりながら歩くようになってしまった。
レントゲンでは異状無し。
このような激痛は初めて。
遠赤外線のサポーターを買ったが、効果が無いとお嘆きでした。
また、針や整骨院にも行きましたが効果が出なかったとの事。
そのゲートボール仲間の方からのご紹介で来院。
所見・検査
歩いている状態がかなり傾いていて、痛々しい。
腫れは大分引いたが、まだ左膝周辺にむくみが強く出ている。
10日程は湿布を張って、様子を見ていたと。
触診すると、左膝関節が捻じれていてうまくかみ合っていない。
患者さんからの声
・まっすぐ歩けるようになった。(1回目術後)
・膝のむくみが減っていった。(1,2回目術後)
・痛みが減っていった。(徐々に)
・長時間歩けるようになった。(5回目術後)
・ゲートボールに参加できるようになった。(8回目術後)
1回目
膝の関節が固まっており、かみ合わせを調整し関節のクッションを作っておいた。
膝のむくみのせいで、一回り左の方が大きい。
炎症はまだ大分あるので、湿布は続けて下さいとお伝えした。
関節が隙間が無く詰まっていると、むくみが出てしまい、痛みの原因の炎症が流れていない旨説明させて頂いた。
骨盤もクセがあり、以前からの違和感は全体の歪みにも原因があった。
骨盤も調整。
立っていただくと、まっすぐ立てたと興奮気味に。
「結局は何が原因なの?」と聞かれたので、歪みと膝を捻じりすぎたせいですとお伝えした。
お帰りの際の歩き方は普通になっていた。
2回目
4日後
むくみは3分の1程度に。
「こないだの帰りはすごく早く歩けたわよ」と言って頂いた。
ゲートボール大会の人数が少なくなってしまうので参加したいと熱望されたので、50日後には完治を目指す事に。
昨日沢山買い物をしたら、重くて膝が痛くなったと言う。
出来れば負担は避けて下さいとお伝えした。
同じ調整。
3回目
5日後
むくみの左右差は良く見ないと判らない程度に。
「もう治ったかと思って」と30分くらい歩いたら痛くなってしまったらしい。
再度調整。
4回目
5日後
お孫さんと出かけたいけど膝が心配なので、控えているよう。
早めに安定させてあげたい。
話をしていると、椅子が家に無いらしい。
床座りは膝を曲げすぎて負担になるのだ。
「明日買いに行きます」と積極的。
骨盤のゆがみは落ち着いた。
5~9回目
7日ペース
30分でも歩いて平気なので、7回目以降で膝のカタチが安定して来た為ゲートボールの練習に少しずつ参加し始めた。
お孫さんとも水族館へ。
その後来院が途切れたため、大会への参加は不明だが出られたであろう。
総括
ゲートボールやゴルフでは度々あることですが、左足に重心を置いて身体を捻じると膝が過剰に捻じれてしまい捻挫を起こしてしまいます。
痛みの原因としては、関節の狭くなった部分に炎症が出て痛みが生じるのです。
関節の調整を行わなければ、形が元に戻ることは稀です。
膝の関節は割と大きく、また大まかなので一度バランスを崩してしまうと身体全体にも影響が出てしまいます。
腰痛も併発してしまう方も非常に多いのが特徴です。