「胸の痛み」についてです。
６か月にお一人ほど、胸の痛みが原因で来院される患者さんがいらっしゃいます。
病院でも原因不明なだけに不安そうな表情の方が多いのが印象的です。
そして、大体の方が他の症状も併せ持っているのが特徴的です。
ご相談者
２０１１年１１月来院
【年齢】５０代前半
【性別】女性
職場の方のご紹介で来院
【症状】
・左胸の痛みが数か月続いている。
・同時に肩こりも左に強く感じている。
・お腹の張りも気になるとの事。
・レントゲンもとったが病院では原因が解らないと言われた。
患者さんの声
・身体が反れる様になった！（１回目）
・痛みが無くなった！（１回目より段々と）
・イビキが減っていった！（２回目後）
１回目
視診でも肩の高さがかなり違っているのが判る。（右上がり）
右利きで右肩に力が強く入っている自覚があるという。
左は動かしていない筋肉の肩こりという印象。
猫背も一般的なものより強い。
左胸は傾きと、前傾姿勢で圧迫されている。
要するに前後左右のバランスがかなり崩れている状態だ。
カイロプラクティック的には原因は明らかですと伝えると、なにかほっとした表情に。
心臓が悪いのではと心配だった御様子。
両手を挙げて身体を反る動きが胸が痛くて出来ない。
骨盤から身体の傾きを取っていった。
すると反れる様に。ただ、まだ痛みは有る様だ。
胸の肋骨を触診すると、肋骨同士の隙間が狭くなっている。
こちらも位置を調整した。
すると、痛みも無く身体が反れた。
普段のデスクワークが原因ですねとお伝えした。
癖がつき過ぎているので、なるべく前傾にならないように注意させて頂いた。
「とにかく解ってくれる人がいて良かった。」と言って頂いた。
まずは原因が解るとそれだけでほっとする方も多いですね。
２回目
６日後
昨日くらいから、また少し胸が痛みだした。
肩こりはさほど感じなくなったという。
お腹の張りも少しましになったとの事。
前傾姿勢は内臓も圧迫して、消化を妨げる原因にもなるのです。
また視診でも解る程の傾きが出ている。
お仕事ではPCよりも、ペンを使って書く事が多いようだ。
こういう方の方が癖が強く出やすい。
身体がまた反れない程になっていた。
調整後は問題ない。
３回目
６日後
なんだか「イビキが少なくなったと旦那さんに言われました。」と。
胸が広がって呼吸がしやすくなった証拠ですとお伝え。
イビキの問題は知らない内に改善されるケースは多いです。
胸の痛みは昨日からまた少しあると。
でも身体はまめに伸ばしていたので、反れることは反れる状態。
調整で問題なく。
４回目
７日後
わざと７日空けてみたが、痛みは無いそう。
触ると痛いんですと、まだ心配そうに。
身体の形は落ち着いてきたがまだ、傾きを自分でも感じるとの事。
仕事の姿勢の影響が強いようだ。
５回目～７回目
お仕事等が忙しく、１０日～１４日ペースでの来院。
日にちが空いてしまう分、改善の進みが良くは無い。
８日目
８日後
お仕事が落ち着いたそうで、身体の負担は減ったそう。
胸の痛みは夕方にたまに一瞬感じる程に。
イビキがまた大きくなったと言われたと。
前傾は気にならなくなったが、傾きがまだ気になる状態。
胸に触ると、少しの痛み。
調整後は全く問題無し。
かなり安定が見えてきた。
その後は
症状も特別無いが、ストレスが溜まりやすく肩コリは出てしまうので月に２回ほどの来店に。
総括
胸の痛みは心臓が原因では無いかと、ご本人的には心配になってしまう症状の一つです。
しかも病院では原因不明とあれば尚更の事でしょう。
良く言う肩こりや腰痛意外にも、身体の前面に問題が出ている方も沢山いらっしゃいます。
これらの症状もカイロプラクティックでは意外と改善が簡単なので、原因不明と言われようともあきらめない方が良い場合も多いのが現状です。