肋間神経痛

 

「肋間神経痛」についてです。

 

 

 

肋間神経痛とは、肋骨のきわに沿って走っている神経が痛んでしまう状態です。

 

 

 

身体を動かすと痛い、時には咳や呼吸をするのも辛い状態になってしまうこともあります。

 

 

 

私は幸いなったことはありませんが、激痛と呼ぶにふさわしい刺されるような痛みだという事です。

 

 

 

内臓疾患から来ることもありますが、病院に行って原因不明、もしくはストレスのせいにされた方はカイロプラクティックで改善する可能性もあります。

 

 

 

要するに、骨や筋肉で神経が圧迫されてしまっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

ご相談者

 

【年齢】40代前半
【性別】女性

 

 

 

 

 

【症状】

 

 

 

・特に3か月前から、左の一番下の肋骨の所が痛い。

 

・咳をするとたまに痛い。

 

・寝返りをうつと痛みで目が覚める。

 

・病院は診断するだけなので、行かなくなったとの事。

 

・他にも腰痛や、肩こりの症状も。

 

 

 

 

 

 

 

患者さんの声旗

 

・捻じっても痛く無くなった。(1回目の調整で半分に)

 

・痛みで目が覚めることは無くなった。(4回目調整後)

 

・身体が軽くなった。(4回目調整後)

 

 

 

 

 

施術

 

1回目

 

足の長さが2センチほど違い、左の骨盤が上がっていて左の腰の筋肉が下から圧迫されている。

 

足組しているようなので、やめるようにアドバイス。

 

 

 

右に体を捻じると、左の肋骨のきわが痛い。

 

両手を挙げて左に体を傾けると、同じように痛みがでる。

 

 

 

背骨も左に寄っており肋骨が押し出される格好になっている。

 

逃げ場が無くなって、肋骨の関節が狭くなっている。

 

 

 

骨盤の傾きを無くす調整をすると、先ほどの傾ける動きで痛みはほとんど無くなった。

 

背骨の調整で、捻じる動きの痛みが半分くらいに。

 

 

 

首の骨も脊柱の一部なので、骨盤に影響を与えないように調整。

 

 

 

最後に肋骨の位置を調整する。

 

最後にわざと咳をしてもらった。

 

ズンとした感じで気にはなるが、そんなに痛くは無いと言う。

 

 

 

2回目

 

7日後

 

咳で痛くないが、3日目くらいからまた寝返りで痛みが出るとの事。

 

 

 

「調整を重ねていけば、3日が段々と5日や1週間になってどんどん安定していきます」と説明させて頂いた。

 

不安そうな様子だが、「他に希望が無いのでやってみます」と。

 

 

 

同じ調整プラス肋間の筋肉を緩める調整をすると、捻じる動きの痛みがあまりなくなった。

 

 

 

3回目

 

「先生の言うとおり5日くらい大丈夫でした」と。

 

顔色も段々と明るくなってきた。

 

 

 

疲れるとズーンとする感じはまだあると。

 

色々身体を動かしているらしい。

 

 

 

4回目

 

今回も5日程しかもたなかったと。

 

よく話を聞くと、たまに足を組むことがあるとの事で再度注意。

 

 

 

歪みの癖は減ってきてはいますとお伝えすると、喜んで頂いた。

 

 

 

5回目

 

1週間後

 

「寝返りの痛みは全く無いです」と。

 

 

 

身体も軽くなってきたようで、「本当はランニングもしたいんです」と。

 

 

 

今はバランスが悪いので、控えるようにお伝えした。

 

 

 

6~10回目

 

1週間ペース

 

重い感じは残るが、痛みは出なかった。

 

 

 

身体に対する不安な気持ちも無くなっていった。

 

 

 

その後

 

段々と2週間ペースにしていき、ランニングも徐々にできるようになってきた。

 

 

 

総括

 

この方の場合は、顕著に関節の歪みで神経痛が取れていったパターンでした。

 

全体のバランスから肋骨の歪みを取ることで、痛みを軽減できる例はいくつもあります。

 

 

 

ただ発作のように痛みが出る方や、内臓疾患が原因の場合は改善度合いが個人によって変わってきてしまうことは仕方のない事でしょう。