手の筋力低下の改善例

 

「筋力の弱化」です。

 

 

 

 

 

手の力が急に入りづらい、と感じる様になったら要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

ご相談者

 

 

 

2012年6月来院

 

 

 

【年齢】60代後半
【性別】男性

 

 

 

 

 

【症状】

 

・4か月前のある日から、右手小指に力が入りずらい。

 

・その日は起きたら背中が痛く、2日程痛かった。

 

・ここ1週間は、中指の方も力が入りずらくなってきた気がすると。

 

・痺れは感じない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

患者さんの声

 

・指に力が入るようになった。(1回目調整後)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施術

 

1回目

 

筋力検査では上腕三頭筋(中指に繋がっている神経)、骨間筋(指の間の筋肉)の中指から小指にかけて、小指対立筋(主に小指の筋力)に筋力の弱化反応が出ていた。

 

 

 

座った状態では身体が右に傾いており、背骨の上部も右に捻じれて曲がっていた。

 

頸椎(首の骨)も下部が右にずれており、ここがメインの原因であると考察。

 

痺れが無いので、関節狭窄(関節が狭くなる事)でヘルニアではないと思う。

 

おそらく寝違えてしまったのだろう。

 

 

 

 

 

調整は骨盤の傾きを取って、背骨も調整。

 

そこまですると、唯一歪んでいる首が余計痛むとの事。

 

これは良くあることで、身体は全体でバランスをとって歪んでいるので一か所だけ歪むとバランスが取れなくなり、痛みが出てくることがある。

 

 

 

 

 

頸椎のズレは大きかったので、調整音はすごく大きかったが本人は平気。

 

歪みが大きければ音も大きくなる可能性は高いのです。

 

 

 

 

 

調整後、最初と同じ筋力検査をしたが筋力は戻っていて問題無い。

 

 

 

 

 

残り10分超、骨にくっ付いている筋肉を中心にほぐして終了。

 

歪みの癖が強いので、再来店を薦めておいた。

 

 

 

 

 

2回目

 

7日後

 

筋力検査でも弱化は見られないが、歪みの癖が少し出ている。

 

想定の範囲内だが、うつ伏せをしてしまったとの事。

 

前回注意しておいたが、気づかない内になっていたよう。

 

 

 

 

 

調整後の形はキレイに治まっている。

 

 

 

 

 

3回目

 

8日後

 

癖は少しだけ。

 

うつ伏せをしていないので、頸椎のズレは少なかった。

 

 

 

 

 

メインの症状が取れたので満足、との事で施術終了した。

 

 

 

 

 

総括

 

原因としては、関節が狭くなって手の神経の通りが悪くなってしまったのが一番であろう。

 

ただうつ伏せや、いつも同じ方を向いて寝る等の癖で歪んだ捻じれが出てしまう事は良くあります。

 

この方もそのパターンに当てはまりました。

 

 

 

 

 

基本的には、仰向けに寝れれば健康の証です。

 

横向きが楽な方は、左右に均等に向くように工夫した方が良いです。

 

 

 

 

 

皆さんも寝る時の体勢には気を付けましょう!