慢性捻挫の改善例

 

足首は捻挫すると足が内側に傾いてしまい、逆の外側に痛みが出ることが多いです。

 

 

 

身体も外側に傾き、体重も足首にかかって痛みを増幅させてしまうこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご相談者

 

 

 

【年齢】50代後半
【性別】男性

 

営業のお仕事

 

 

 

【症状】

 

・学生時代からテニスをしており、何度も捻挫をしている。

 

・痛いのは左足首で、一日歩き回ったりテニスをすると痛みが出る。

 

・かばっていたせいか、左膝も痛みが出てきた。

 

 

 

患者様の声

 

・足首が軽くなった。(1回目調整後)

 

・膝の痛みが無くなった。(1回目調整後)

 

・長時間歩行(3回目)やテニスでも痛くなくなった。(4回目調整後)

 

 

 

 

 

施術

 

1回目

 


昔から足首が痛いのだが、ここ3か月くらいの痛みが酷くてテニスをやめているとの事。

 

整骨院にも行ったが、あまり変化は無かったという。

 

お仕事で歩く機会が多いのは避けられないので、夕方前からの痛みが辛い。

 

 

 

触診すると、外果(足首の外側のくるぶし)の下に腫れと圧痛がある。

 

毎日の痛みと共に炎症が出ている証拠だ。

 

関節可動域(関節が動く範囲)も狭く、特に外側に開く動きがかなり固い。

 

 

 

最初に骨盤の傾きを調整して、体重が掛かるのを軽減しておいた。

 

足首は関節面をずらし、可動域も広げておいた。

 

 

 

患者さんに足首を動かしてもらうと軽くなったという。

 

 

 

膝も診ておいたが、多少の捻じれがあるもの調整で形は良くなった。

 

 

 

今の段階では痛みは無いので、数日様子を見ることに。

 

 

 

2回目

 

 

 

6日後

 

3日程は全く痛みが出なかったが、4日目の夕方くらいから少し痛みを感じるという。

 

腫れは少ない

 

「それでも前ほど辛くは無いんですけどねぇ」と言って頂く。

 

膝は全く痛くなかった。

 

 

 

関節の硬さがまた出始めていた。

 

前回と同じ調整。

 

 

 

骨盤の歪みも気になったので片足重心の癖を指摘すると、少しやっていたという。

 

体重が掛かってしまうと、負担になりますよと改めて注意。

 

 

 

3回目

 

 

 

6日後

 

昨日だけツンとする感じが。腫れも無い。

 

 

 

「テニスはまだ早いですよね?」と問い。

 

 

 

関節が馴染むまである程度の時間がかかるので、私のゴーサインを待ってもらうことに。

 

 

 

4回目

 

 

 

7日後

 

骨盤は安定してきた。

 

 

 

痛みは全く感じないと。

 

小走りしても痛くないので、良くなったとご報告頂いた。

 

 

 

テニスも少しづつなら大丈夫ですよとお伝え。

 

 

 

5回目

 

 

 

10日後

 

1週間過ぎて、ツンとした感じがあったがテニスをしたときは大丈夫でしたと。

 

でも次の日は変に疲れる様子を感じたと。

 

 

 

関節の形は良いが、関節の動きが少し硬かった。

 

 

 

6回目

 

 

 

10日後

 

全く痛くないと

 

 

 

テニスもしたが違和感は出ませんでしたとの事。

 

 

 

 

 

総括

 

 

 

捻挫をすると、外側の靭帯が伸びてしまいます。

 

すると、足首は内側に曲がってしまいます。

 

さらには引っ張られた外側の関節が硬くなってしまいます。

 

すると痛みが出るという仕組みです。

 

 

 

 

 

中には靭帯が伸びすぎて、関節がぐにゃぐにゃになってしまう方もいます。

 

ですが、基本的には動かなくなった関節を調整すれば痛みは取れて行きます。

 

 

 

特に足首は一番下にある大きな関節なので、他の箇所にも影響を与えてしまうことが多々あります。

 

 

 

そうすれば、治療にも時間がかかってしまうので注意しましょう。