「メニエール症候群」の例です。
まずメニエール症候群とは何か。
回転性の耳鳴り、難聴や目眩の発作症状。
メニエール病というものもあるのですが、これは内耳の疾患であるとはっきりと特定されています。
ですがメニエール症候群は似た症状で、原因がはっきり特定されていないものを指しています。
耳鳴り、難聴や目眩が出ていて原因が解らないとメニエール症候群と診断されてしまう事が多いようです。
一応動脈、血管性が原因では無いかと言われていますが、治療方法ははっきりとは確立されていません。
【年齢】４０代前半
【性別】女性
【症状】
・７年ほど前から常に耳鳴りがしている。
・疲労が溜まると目眩が起こり、時々会社を休んでしまう。
・頭痛も良くある。
・病院では原因が特定できなかったので不安になっていた所、カイロなら変化を期待できるかもと試しに来店。
患者さんからの声
・頭痛が無くなった。（１回目の施術後）
・良く眠れるようになってきた。（１回目の施術後）
・耳鳴りの音が小さくなってきた。（２回目の施術後）
・目まいが無くなった。（６回目の施術後）
・耳鳴りが気にならなくなった。（６回目調整後）
施術
１回目
身体全体の傾きが強く、左右両方とも後頭骨と頸椎（首の骨）の隙間がほとんど無い状態で固まっている。
これでは顔や頭の神経、血流が阻害されてしまっている。
骨盤、姿勢調整から始め、後頭骨の調整。
後頭骨の矯正ポイントは左右３つずつ、６つあるとされているが通常は１つ位しか歪みがない。
この方の場合は、左２ポイント、右に１ポイントの調整をした。
調整直後の耳鳴りは、少し小さくなった。
ダルさが出るので、帰ったらお水をこまめに飲んで寝て下さいとお伝えした。
２回目
５日がベストとお伝えしたが、予定が合わなかったので８日後に来店。
２日前位からまた耳鳴りが大きくなってきたと。
忙しくはなかったので目眩はなかった。
頭痛は無くて楽だった。
前よりも良く眠れる感じもするとの事。
今回は後頭骨左右１か所ずつの２か所の調整。
耳鳴りは小さくなった。
３回目
５日後
耳鳴りは小さいままでキープ出来ていた。
今朝寝起きに目眩っぽくなった。
頭痛なし。
まだ後頭骨２か所調整。
４回目
６日後
６日目でも耳鳴りは小さいまま。
暑さのせいか目眩が２、３日あった。
後頭骨は左だけ調整。
５回目
７日後
昨日の夜、寝る前に耳鳴りが気になる程度。
目眩までは無いが、疲れるとフラッとする感じでしたと。
心配なので、１週間は空けたくないと。
今回は後頭骨右のみ調整。
７回目
５日後
耳鳴り自体が気にならなくなってきたとの事。
目眩も無かった。
その後７日毎にしましたが、耳鳴り気にならない程度、目眩は無くなっていきました。
総括
後頭骨の癖が抜けずらく、普段の姿勢もかなりの注意が必要でした。
要は猫背になると後頭骨は後ろに傾き、頸椎に近づいて来てしまいます。
そうすると、関節が狭くなり血流障害、神経圧迫を起こしてしまいます。
頭痛や目眩も併発していたのが、何よりの証拠と言えるでしょう。
こまめなペースで来店していたので、改善のスピードも速かったのは良い事でした。
耳鳴りが完全にとりきれなかったのは、脳に近いところで何かが起こっていたのだと思いますが、ご本人は満足していたので安心しました。
耳鳴りは長い期間出ている程、改善しづらくなっています。
そうなってしまったら早めにカイロプラクティックを受診して下さい。